Lesson3-6.私立の大学の決め方③
地元に日帰りで受験できる私立大学が結構あったり、サテライト入試を使って地元で受験したりなどして、宿泊を伴わずに私立大学の受験ができたとしても、試験会場に出向く受験については、やはり受けすぎに注意が必要です。
私立の受験が、国公立の個別学力検査(二次試験)に向けた勉強の足しになるなどとは、考えてはいけません。
模試のように解答がその日に得られるわけではないですし、そもそも出題の傾向が大きく違います。
滑り止めのための私立大学受験が、個別学力検査に向けた勉強の邪魔にならないよう、共通テスト方式の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
共通テストの結果で受験できる大学を選ぶ
私立大学の中には、共通テストの結果で合否を判定する共通テスト方式を実施しているところがあります。
この方式であれば、いくつ受けたとしても、個別学力検査のための勉強の邪魔になりません。
また、特に共通テストで実力通りの結果が出せた場合には、積極的に利用するべきでしょう。
親は共通テスト方式を実施している大学を探し、子供のために候補を用意してあげましょう。
共通テストがうまくいかなかった場合
私立大学の共通テスト方式が、国公立を第一志望とする者にとっていくら便利であったとしても、共通テストがうまくいかなかった場合には、有効な手段にはなりません。
その場合は、試験会場に出向いて試験を受け、新たにいい結果を残す必要があります。
共通テストがうまくいった場合
共通テストがうまくいき、私立大学の受験を共通テスト方式のみで挑むことができたとしても、1日ぐらいは試験会場に出向いて私立大学の試験を受けることをお勧めします。
これは、前期日程の個別学力検査に向けた予行練習にちょうど良いからです。
共通テストは現役生の場合、試験会場に同じ高校の同級生がたくさん集まりますので、個別学力検査の時とは雰囲気が大きく違います。
初めての試験会場で一人で試験を受けるということを、本番の個別学力検査の前に経験しておくことは有意義なことかと思われます。
(模試で既に慣れているようであれば話は別ですが...)
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