Step4-3.勉強のマネジメント
このパパ塾でのお父さんの役割の一つ、勉強のマネジメントについて説明をします。
マネジメントの対象となる勉強とは
日頃の子供の勉強には、ざっと以下のような種類があります。
・学校でやる勉強
・塾でやる勉強(塾に通っている場合)
・自分でやる勉強(学校の宿題、塾の宿題、小テストの準備等)
・パパ塾の勉強
お父さんがマネジメントするのは、当然、「パパ塾の勉強」です。
「学校でやる勉強」、「塾でやる勉強」は、そもそもお父さんがどうこう言えるものではありません。
また、お父さんも仕事がありますので、子供が家でやる勉強を全て把握できるわけではありませんから、学校の宿題、塾の宿題、小テストの準備といったような勉強は「自分でやる勉強」として子供に任せましょう。
マネジメントの内容
お父さんがパパ塾で行うマネジメントには主に以下の3種類があります。
・勉強内容のマネジメント
・「直し」のマネジメント
・時間のマネジメント
勉強内容のマネジメント
パパ塾でやる勉強の内容はお父さんが決めて管理します。
Step.3の「どこを勉強するかを決めよう」でも述べましたが、現在の子供の置かれた状況をもとに、授業に合わせた勉強をするのか、テストに向けた勉強をするのかをまず決め、次にどの科目のどの範囲の問題をやるのかを決めます。
この判断は非常に重要です。
タイミングに合わせて最適な勉強をするかしないかで、勉強の効率に大きな差が出てきます。
例えば、学校のテスト直前にテスト範囲外の勉強をしたとしましょう。
その勉強は入試に向けた勉強としては意味があると言えますが、入試までの期間にそのタイミングで勉強することが最適だったかと言うと、そうではないでしょう。
他のタイミングでもよかったはずです。
マネジメントは少し難しくなりますが、学校のテストや授業に合わせ、タイムリーな内容を勉強することが、子供のモチベーションを上げる効果も含めて考えると、最も効率的がよいと言えます。
「直し」のマネジメント
「直し」とは、自力で解けなかった問題にもう一度トライすることです。
パパ塾では、解けなかった問題、間違った問題には印を付けておき、次の日、もう一度トライするようにします。
次の日に解けなければ、また次の日にもトライするようにし、自力で解けるようになるまで続けます。
印は問題番号にチェック(✓)を付けるといいでしょう。
そして「直し」で自力で解けたら、そのチェック(✓)に丸印を付けます。
「直し」は着実に実力を上げていくための重要な作業です。
その日のパパ塾の勉強を始める際には、まず前日までの「直し」を必ずするようにし、それが終わってから新しい問題に挑むようにします。
お父さんはこの「直し」についてもマネジメントをするわけです。
時間のマネジメント
パパ塾をやっている間は、勉強の時間と休憩の時間もお父さんがマネジメントしてあげましょう。
勉強を60~90分続けたら、切りのいいところで20分ほど休憩を取ってあげましょう。
20分の休憩を多く思う人がいるかもしれないですが、あまり短くても有意義に休むことができません。
勉強再開をしっかりお父さんが促せば、一人でやるよりも勉強と休憩のサイクルはうまく回るようになりますので、休憩時間はしっかり取ってあげましょう。
↓↓↓ NEXT ↓↓↓