パパ塾のススメ

中高生の子供の学習をお父さんがサポート! パパ塾のノウハウをまとめ中!

Step4-4.勉強のアシスト

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このパパ塾では、お父さんが子供の隣に座り、勉強のアシストを行います。
指示だけ出すのではなく、隣に座り、一緒にやる感じが大事です。
このパパ塾の目的は、お父さんが子供と一緒に何かをすることですから、子供と苦楽を共にしてこそ、当初の目的に近づくことができます。

 

アシスト内容

お父さんが行うアシストの内容はざっと以下のようなものになります。

 ・子供が解く問題の用意

 ・子供の解答のチェック

 ・子供が解けない場合のヒント出し

 ・問題への印付け

 

子供が解く問題の用意

パパ塾の勉強は、いつも「直し」から始まります。
開始早々、まずは「直し」の対象になっている問題(つまり、前日までに子供がやって自力で解けなかった問題)を探して用意します。
「Step4-3.勉強のマネジメント」で述べたように、「直し」が必要な問題には問題番号にチェック(✓)を付けていますので、それを探します。
「直し」の問題を見つけて子供に渡したら、子供が問題を解いているうちに別の問題集にある「直し」を探します。
「直し」が全て終わったら、次は新しい問題の用意です。
「Step3.どこを勉強するかを決めよう」で説明したように解く問題を決め、それを子供に渡していきます。
子供が問題待ちにならないよう、手際よく問題を用意していきましょう。
お父さんが問題を用意していくことで、子供は問題を解くこと、理解することに集中できます。

 

子供の解答のチェック

「Step2-3.パパ塾で使用する問題集」で述べましたが、このパパ塾で使用するのは解答書が別冊になっている問題集です。
子供が問題を解いている間に、お父さんは解答書の対応するページを開き、子供が解き終わったら、解答を見ながら正解かどうかをチェックします。
何かの名称を答えたり、選択肢の中から記号を選んだりするような問題は、解答のチェックに時間はかかりませんので、子供が口頭で答えた内容をお父さんが解答書で確認し、正解であればすぐに次の問題にいくという感じで、テンポよく進めるようにします。
うまくやれば、子供が自分で丸付けをする場合に比べ、かなりのスピードアップを図れます。
また、子供が自分で後からまとめて答え合わせをするのと違い、この方法だと小問を1つ解くたびにすぐ正解を確認できます。
解いてから正解を知るまでの時間が短ければ短いほど、その問題に対して残る印象が強くなりますので、勉強の効果も高まります。
それから、数学の証明問題等で、子供の解答と解答書を見比べても、いいんだかどうだか分からないような場合には、解答書を子供に渡し、子供に自分で確認してもらうようにしましょう。

子供が解けない場合のヒント出し

子供が自力で解けない場合、お父さんは解答書を見ながら、できるだけヒントを出してあげましょう。
解答書の正解もしくは解説を見てヒントを出せる時もあれば、出せない時もあります。
できるだけで構いません。
数学の問題でうまくヒントを出せない場合は、解答書の正解を上から少しずつ子供に見せるようにしてヒントをあげるとよいでしょう。
大事なのは、子供が自分で考えられるようにしてあげることです。
分からないからと言ってすぐに解答を見る癖を付けてしまっては、受験時に必要になる考える力が養われていきません。
ただ、難問を自力で解こうとするあまり、時間をかけすぎてしまっても勉強の効率が落ちることになるので、ほどほどで諦めて解答書を見るということも大切です。
時間のかかりすぎにお父さんが気付いたら、「ヒントいるか?」とか「そろそろ答えを見るか?」と声をかけてあげましょう。

 

問題への印付け

「4-3.勉強のマネジメント」で述べましたが、お父さんはパパ塾での勉強をマネジメントします。
そのためには、やった問題はやったことが分かるように印を付けておく必要があります。
また、翌日やる「直し」のために、解けなかった問題には解けなかったという情報を残します。
具体的にはどうするかというと、まず、子供が一度トライした問題は、解けても解けなくても、やったことを分かるようにするため、お父さんは問題の近くにその日の日付を書き込みます。
そして、その問題を子供が自力で解けなかったら、お父さんが問題番号にチェック(✓)を付けます。

更に、「直し」で正解できた場合には、チェック(✓)に丸を付けます。
問題を管理するためのこのような作業はアシスト役のお父さんが行い、子供には問題を解くこと、理解することに集中してもらいましょう。